44) 死体の始末

たいまつ

むかし、カウズガミといって、くちおおきいびんがあったそうです。あるいえのおかみが、そのなかあいだおとこをかくまって、おっとにはからないようにときどきものはこんだりしていました。

おっとは、ほんとうはづいていたが、らんふりをしてようていました。しかし、だんだんとはらがたってきて、つまのとき、をわかしグラグラふっとうしたおおぐちびんにぶちんだので、おとこはあっけなくんでしまいました。

おっとは、おとこをどうまつしようかかんがえたが良いあんかばず、とりあえずたわら包みつついえすみほうほうげてきました。

そこへ、どろぼうがはいり、すみにあるたわらつけ「これはいっぱいはいっていそうだぞ」と、よいしょとげすたこらさっさ、げていきました。かくれてていたおっとは、「やれやれ、こんなときはどろぼうもかんげいだ」とってにんまりしました。さて、どろぼうはそのあと、どうなったんでしょう。

しゃやまマツ=うえ

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