32) 住屋御嶽の言い伝え

すみうたきのつたえ』

むかしさとははおやはやなれてままははそだてられている7さいおとこがいました。あるままははあかまめていました。かおりにさそわれてあかまめしいとおとこうと、いつもうとましくおもっているままははは、「つつようのビヴュガッサ(クワズイモ)がすみアブ(どうくつ)のそばしげっているのでそれをんでなさい」といました。
おとこは、しげすみアブにってビヴュガッサのもうとしてあしみはずし、そこれぬアブにさかさま。ところが、ちゅうつるっかかりちゅうりになりました。おとこは7かしましたが、ちちおやたすけるどころか、ごえがうるさいとつるってぶんらくそことしました。

おとこは、アブをとおそこくにあろうのくにへとはいっていきました。かみおとこからじょうき、きみこころものであるかどうかをたしかめ、もしそうであるならば、げんかえしてあげようといました。そして、かみあらあらしいあかうしなずけることができるかどうかをためしましたが、おとこはすぐにしたしみました。

かみは「きみこころのきれいなだ、もういちげんもどしあわせになりなさい」とってかえしました。おとこすみやまはいり「りあろうぬし」といってあがめられました。また、かみとなったおとこぶんらくそことしたちちおやのことをいたくかなしみ、すべてのおとこのろうようになったので、このうたおとこさんぱいしてはならないというつたえがあります。いまでは、ないかいさとうたがくもんかみさまとしてしたしまれています。

しゃめい

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