昔、船でいろんな島や国に渡り、様々なものを買い付けて商いをする船乗りたちがいました。
昔むかし、村むら一いち番ばんの見み事ごとな馬うまをもつ家いえがあったそうです。
昔むかし、カウズガミといって、口くちの大おおきい瓶びんがあったそうです。ある家いえのおかみが、その中なかに間あいだ男おとこをかくまって、夫おっとには分わからないように時とき々どき食たべ物ものを運はこんだりしていました。
昔むかし、船ふねでいろんな島しまや国くにに渡りわた、様さま々ざまなものを買かい付つけて商あきないをする船ふな乗のりたちがいました。
昔むかし、ある大おお晦みそ日かの晩ばんに、天てん加が奈な志しが、村むら人びとたちにユー(福ふく)をあげようと思おもって降おりてきました。