昔むかし、十じゅう二に歳さいになる農のう家かの男おとこの子こが平ひら良らにダイコン売うりに行いったそうです。
昔むかし、一ひ人とりの若わか者ものがおった。
昔むかし、戦たたかいに敗やぶれた御あ主るじと妻つまとその乳う母ばなど使つかいの者ものたちが命いのちからがら、ある島しまにたどりついたそうです。
昔むかしから、年とし頃ごろになった娘むすめが死しんでしまうと、あの世よに行いってから神かみさまに責せめられるといわれます。
昔むかし、ある男おとこが物もの知しりのトゥキス(カンカカリャーもしくは沖縄本島ではユタともいう)の家いえを訪たずねると、「あんたの家いえでは○月がつ○日にちに大たい変へんなことが起おこるだろう」と言いわれました。