宮古の人が読みあげる民話11: みはぎバトの話 / 読み手: 前泊博美さん

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『みはぎバトのはなし

ンキャーン(むかし)つぁ、みはぎバトとカラスはなかともだちだったちゃ。ある、みはぎバトがいけじまのバリナウだけにあるとおだいのあたりであそんでいると、なかぐすはまおおきなさかなげられているのがえたさ。
「やったー、おおきなさかなのごちそうだ」と、よろこびいさんでさかなのところへんでったさ。

「さて、どこからべようかなー」とさかなまわりをうろうろしていると、

「やぁ、アグ(とも)、おいしそうなさかなだなぁ、おれにもすこけてくれんか」と、なかしのカラスがこえをかけてきたと。

「いやだよ、これはぼくがつけたんだからね」

「おれたちともだちだろう、ケチケチすんなよ。そうだ、いいほうほうがある。としじゅんべるってのはどうだ。ところでおまえはいくつだ」

「ぼくかい、ぼくはななつだよ」と、いばってったさ。カラスは、

「なぁんだ、たったのななつかい、おれははた歳だぞ、それならおれがさきだね」

ってカラスはおいしそうににくをつつきはじめた。みはぎバトは、カラスがえるのをって、しぶしぶバリナウだけとおだいやすむことにした。

しばらくすると、カラスがまんぞくそうなかおをしてやってきた。

「マイフカ(ありがとう)、とてもおいしかったよ、きみぶんはちゃんとのこしてきたからね」とうので、いそいでってみるとおおきなあたまほねだけがのこっていた。みはぎバトはカラスのけてしまったということだ。

しゃまえどまりとくせいいけじま

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