宮古の人が読みあげる民話8: ばば、いるか / 読み手: 砂川博明さん


砂川博明さんは、沖縄県宮古島市の小学校の先生です。趣味は旅行と自然観察です。現在、「さがり花」を自宅で育成中。
砂川先生が育てているさがり花は、「サガリバナ科」の植物で、奄美大島以南に6-7月に咲く、甘い香り、そして夜に開くのを特徴としている花です。色は白と淡紅色です。宮古島には平良市添道サガリバナ群落があります。高さ3mほどの50-60本の木が分布しています。平良市自然環境条例により、保全種に指定されているそうです。
宮古島の添道のサガリバナ群落に関しては以下のページが参考になります。
J-Trip Smart Magazine 沖縄

これはおきなわはなしなんだが、むかしね、なかいおじいさんとおばあさんがらしていました。ある、もうそろそろとしだし、さききがからないのでたりそうだんしました。

んでもわかれるのはつらいから、さきんだほうを、いえウプフツガミなかれていていっしょせいかつしようね」と、おじいさんがていあんしました。

しばらくして、おじいさんがさきんでしまったので、おばあさんはていねいにカメにれていままでどおり、あさにはおちゃれてあげるし、よるにはおさけして「さぁ、おあがりなさい」とってすすめながら、おじいさんにはなしかけました。

そこへあるとき、マースしおりがやってきました。おばあさんは、「ちょっと、おにいさん、マースひとマスおくれ」といました。ところが、そのマースりはあいにくますとなりわすれてていて、かたないのでおばあさんは「どれ、わしがってくるので、そのあいだばんしていてくれ。ただ、わたしないあいだウーニというこえがしたら、はいとへんをしておくのだぞ」

ばあさんがったあとマースりは、なことをうもんだとおもいながらっていました。しばらくすると、いえおくから「ウーニ、ウーニ」というこえがする。あれ、ほんとにこえがするよ、マースりはあたりをわたしましたが、ひとかげはありません。それでもこえはする。おもいながらもこえのするカメのところへちかづいてきました。くちおおきいびんなので、ついひょいとのぞみました。

「うわー」そこには、ミイラじょうたいのじいさんがすわっていました。あまりのこわさにっていたしおをじいさんにぶっりました。しおをかぶったじいさんは、もうなにもしゃべらなくなってしまいました。

そんなことがあって、むかしひとたちは、んだひときたひとはなすためにしおをまいたということです。しおはそんなやくもあるんだよ、だい使つかおうね。

しゃかりまたかんきょううえ